事業を知る

テーマ01

高齢社会を支える介護事業者は、
今困っています

2008年をピークに減少する日本の人口。かたや増え続ける高齢者の割合――。そんな日本の高齢社会を支えているのが介護施設です。介護施設は、国から受給される「介護報酬」と施設利用者さまからのサービス利用料などが主な収入源です。
しかし、2015年に介護報酬がマイナス改定となって以降、収入は減り、介護施設の経営は厳しさを増し、倒産する介護事業者数は2017年に過去最多を記録しました。
さらに、「介護業界全体の慢性的な人手不足」で労働環境は悪化し、「人手確保や最低賃金引き上げによる人件費上昇」で、コストは増える一方です。安定的な施設経営は高いハードルとなり、介護事業者は苦しい台所事情が続いています。
このような状況にも関わらず、多くの介護施設では日々のお食事メニューの考案から調理・提供まで行う「現地調理方法」を採用しています。この方法では、人手不足の問題がますます深刻化し、施設利用者さまが満足するお食事の提供が難しくなってしまいます。

日本におけるご高齢者(65歳以上)1人を支える
15~64歳の人数

テーマ02

高品質のお食事と厨房業務の
省人化を追求

私たちナリコマはこのような時代がくることをいち早く予想し、会社設立初期からセントラルキッチンを中心としたご高齢者向けのお食事提供を、他社に先駆けて実現してきました。
また、統一メニュー方式を採用することで、食材の大量一括仕入れを実現し、限られた食事予算内で品質の高い食材を使用したお食事を提供できる仕組みを構築しています。
他にも、お客さまの声を糸口に自社商品の開発やメニューのバリエーションを増やすなど、お客さまエリアを拡大させながら運営のノウハウを積み上げてきました。
介護施設に入居されている施設利用者さまも、年齢とともに咀嚼困難や嚥下困難といった食事上関わる身体機能の低下が始まり、通常のお食事からソフト食やミキサー食などの介護食へと食事形態が変化します。
「利用者の状態に応じた、おいしいお食事を提供したい」「毎日のお食事を楽しんでほしい」
介護事業に携わる方々は誰しも持っている想いであり、それは時代が変わっても変わらないものです。
施設の厨房にとって介護食の調理提供は負担が大きい業務ですが、私たちはセントラルキッチン方式で提供することにより、厨房の業務負担を減らしながらもきめ細やかな食事ケアに対応しています。

ナリコマのシステムに対するニーズは
今後ますます伸びていく

テーマ03

「Total-Smile」
実現に向けて新たな事業へ

ナリコマのお食事サービスは、施設利用者さまだけが満足するサービスではありません。介護施設の経営者さま、施設職員の皆さま、施設利用者のご家族……。多くの人に満足と笑顔をもたらす「Total-Smile(トータル・スマイル)」の関係を築きます。
私たちのお食事提供システムにより、厨房経営が安定したことで施設栄養士が本来の業務に専念することができた結果、利用者満足度が向上した例もあります。また、業務負担が軽減されたことで介護職員の離職率が改善し、施設運営にかかるトータルコストが低減し、経営が安定した施設さまも少なくありません。
私たちは、厨房運営を「根っこから変える」という誰も考えつかなかったことを考案し、実現してきました。だからこそ、私たちの持つノウハウに、今全国の介護施設・病院さまが注目し、高い評価とともに全国へ拡大しているのです。
これからも、現状に満足せず、さらなる拡大を目指してサービスを提供していきます。

テーマ01

永くお食事を楽しんでいただく
「コト」すべてを売る

私たちが目指しているのは、お食事を販売するだけではなく、介護施設の厨房運営そのものを改善すること。つまり「お食事提供のシステムを販売する」ことです。
労働の質に比べて少ない報酬、人材不足が引き起こす長時間労働など、介護業界の未来を明るいものにしていくためには、介護施設が抱える課題の根本からの解決が必要です。
私たちの営業は、単なる「モノ売り」にとどまらず、厨房運営の改善から介護施設の安定経営を図っていくことがミッションです。
お客さまが私たちのシステムを利用する中、疑問や不安、さらに良くしたいといった多くの課題が表面化してきます。
どうすればより少ない人員で円滑にお食事の提供ができるのか、コストのムダはどこに隠れているのか、などの具体的な課題に対して、私たちが培った厨房運営ノウハウを提供いたします。
これまでに見えなかった改善点を、職員一人ひとりの行動や作業の割り振り方、数字などからひもとき、解決へと導きます。
時には、実際に私たちが施設の厨房に入って、職員の皆さまとともに作業を行うことで業務フローの改善を提案することも。
そういった小さな改善の積み重ねがより良い環境を作り、お客さま満足度向上につながっていくのです。
「お食事を通じて介護施設の常識を変えていく」
これこそが、私たちナリコマの営業です。

テーマ02

チーム営業を進めるワケ

永くお食事を楽しんでいただくためには、お客さまに必要とされる存在にならなければなりません。
そのために私たちが取り組んでいることは、「チーム」での活動です。
新たなお客さまを開拓する新規営業部門と、既契約のお客さまをフォローする営業のメンバーがチームを組み、相互連携することで、お客さまのお悩み事に対して多角的な視点やアプローチでの提案が実現可能となるのです。
例えば、既契約担当の社員が新規営業担当の社員に同行して、コスト削減や人手不足を解決した事例を提案します。新規契約開始の際は、円滑に立ち上げが進むように、私たちナリコマのスタッフの手配を提案します。
このように新規営業担当・既契約フォロー部門営業担当が部の壁を越えて、お客さまの心配事や課題解決へと向かうのです。
私たちはタテの関係にプラスしてヨコの関係を強固にし、お客さまの満足度向上と拡大に務めています。

テーマ01

おいしさを守るため、
最新の技術を使う

食品メーカーや外食産業でもセントラルキッチン方式を取り入れている企業はあります。しかし、その多くは「少品種大量製造」に対応したセントラルキッチンです。
私たちは365日1日3食、異なった献立でお食事を提供しています。一定のメニューだと飽きがきて、お客さまの満足度が下がってしまうため、メニューを日々変化させる必要があります。
日々異なる数多くのメニューをセントラルキッチンで大量製造することは、原材料の調達・製造人員の確保・献立考案の難易度が非常に高く、実現には高い壁が存在します。
メニューを多くすることと大量に製造することは二律背反のため、ありそうでなかったことなのです。

私たちは発注から提供までの管理をシステム化することで「多品種大量製造」を実現することができました。
通常は、受注データからの必要情報を、順を追って情報処理し製造工程に落とし込むケースが多いため、受注からお届けまでの期間は、最低でも2週間を要します。
私たちの場合、事前に公開している献立データをお客さまに見ていただき、必要な食数だけ発注していただきます。
この「受注データ」を、製造に必要な情報(レシピ・包装規格・お客さま情報)と組み合わせ、各製造工程で活用しています。高度に情報化されたシステムにより、短期間で120~160種類もの商品を毎日大量に製造することができ、わずか5日でお届けすることが可能となりました。
また、ITを駆使し、お客さまからのご意見やアンケートを献立に反映することも、月単位でタイムリーに行いながら、ニーズに応えています。
ITを最大限に活用することで、ナリコマ独自の生産スタイルを可能にしたのが、私たちの誇るセントラルキッチンなのです。

システムで一括管理し、正確な情報を瞬時に伝達
製造日数、製造ロスを削減

テーマ02

高齢者食に専門特化した
ナリコマの「プライド」

おいしさへのこだわりは高齢者食だけではなく、ソフト食・ミキサー食・ゼリー食の介護食も同様です。
365日1日3食、たとえ食形態が変わっても食べ飽きることのないよう、違う献立を提供しています。
特に介護食は、専用の方法で製造することで食材の色や風味を損なわず、食欲がわくよう、味や質のみならず見た目にもこだわり製造しています。
4形態のお食事を毎回違う献立で製造し、提供し続けるのは、簡単なことではありません。
「嚥下困難や咀嚼困難になっても、同じ献立・量・質で、誰でもおいしく食べられるお食事を提供したい」
この想いを胸に、セントラルキッチンでは日々改善を重ね、高品質なお食事を製造しています。
今後も私たちは、さらなるおいしさを追求するため改善を繰り返し、常に一歩先を歩み続ける企業でありたいと考えています。